【おねショタ】美少女JKの甥っ子と体が入れ替わってしまった!そして彼女と一緒に入浴することに…
あらすじ
学園で一番の美少女、斉藤七海(ななみ)。ひょんなことから彼女の甥っ子と、教師である俺の体が入れ替わってしまう。七海はもちろん、そんなことには気付かない。俺を甥っ子だと思ったまま、一緒に入浴することになり……。(連載中)

 

七海とスーパーでバッタリ

 休日のスーパーで神谷涼介は、斉藤七海(さいとう・ななみ)にバッタリ会った。

「あ、先生」

「お、おう。こんなところで偶然……弟さん?」

 七海の背中に隠れた男の子が、神谷を睨みつけていた。男の子の手は、七海のプリっと突き出たお尻に添えられている。 

 

「いえ、甥っ子のアッくんです。この3連休を利用して家に遊びに来てるんです」

「何か俺、ずっとにらまれてるんだけど……」

「ごめんなさい」七海はちっとも申し訳なくなさそうに笑った。「ちょっと人見知りで。でも、本当はいい子なんですよ。もうね、食べちゃいたいくらい可愛くって」

 

 それじゃぁ神谷せんせ、と胸の前で小さく手を振り、七海はアッくんの手を引いてレジへ向かって歩き出した。買い物カゴにはジュースやお菓子が入っていた。

「はぁ、いいなぁ……」

 俺も七海に食べられたい。

 彼女の背中を見送りながら、神谷はそんなことを思った。

 

切ない想い

 斉藤七海は、神谷が教師をしている学園の学生だ。

 彼女のファンは学園中にいくらでもいる。

 

 ぱっちり大きな二重は黒目がちでいつも潤っているし、見つめられるだけで天に昇りそうになる。

 背中まで伸びた黒髪は艶めいていて、甘くとろけそうな香りをいつも漂わせている。隠そうとしても隠しきれない2つのふくらみも、男をとりこにするための装置でしかないし、ヒザ上スカートがヒラリとひるがえるだけで、真夏だろうが真冬だろうが爽やかな風が吹き抜ける。

 

 教師という立場でありながら、神谷も七海に入れ上げているその他大勢のひとりだった。

 罪悪感を抱きながらも、七海とのイケナイ妄想をオカズに毎晩マスをかいている。

 アラサーにして、神谷は哀れな童貞ボーイだった。

 初めての女は七海がいい。泣けるくらい切実にそう思っている。だけど、それが叶わない想いであることも知っていた。

 

 七海には好きな男がいるのだ。神谷の同僚、アラフォー数学教師の矢口先生。

 七海自らがそう公言しているのだから、それは絶望的な真実なのだろう。実際、矢口先生と話している時の七海はとても楽しそうで、ふたりの様子を遠くから見ているだけで切ない胸はいつも張り裂けそうになる。

 

「もうヤったのかな……」

 教師と学生。

 社会的にはアウトな年齢差だが、そこに恋愛感情が存在すればセーフなのだろうか。

 少なくとも学園内では、矢口先生は七海との距離を適切に保っていたが、実のところは分からない。

 

「くっそーーー、切ねぇぇ!」

 どうして矢口先生なんだよ。

 どうして俺じゃないだよ。

 そんな思いが込み上げてきて、神谷は人目も忘れて叫んでしまい、他の客からの白い目を一身に浴びた。

「すみません……」

 謝った頭を上げた時、自動ドアの向こう側が見えた。若い男の乗ったチャリがアッくんにぶつかりそうになっていた。男はスマホを見ながらチャリをこいでいたのだ。

 

「おいっ!」

 アッくんを守ろうとした彼女が派手に転ぶ。

 神谷はとっさに走り出していた。

 チャリの男が崩したバランスを整え、地面に落ちたスマホを拾ってそのまま走り去ろうとする。

「させるかっ!」

 自動ドアを飛び出し、神谷はチャリの男に突進していった。

 

 しかし……。

 

 運動不足の足が途中でもつれてつんのめり、泣いているアッくんをギリギリのところでかわしたら、勢い余ってチャリの男に頭から突っ込んでしまった。

 激痛――。

 そして、急速に遠のいていく意識。

「先生、先生!」

 薄れ行く意識の中で、神谷は七海の声を聞いた。

 

体が入れ替わった!?

 目を覚ましたらベッドの上だった。

 見覚えのない天井。

 病院だろうか。

 頭に痛みはなかった。

 拳を軽く握ってみる。

 痛くはない。

 足首を動かしてみる。

 痛くはない。

 腕、口、胸、どこにも痛みはなかった。

 あんなに激しくチャリと衝突したのに何でだろう、と思いながら神谷は寝返りを打った。

 

「え……?」

 隣のベッド。

 そこに横たわっている者の姿を見た衝撃。

 胸から下は毛布に隠れていたが、頭に包帯を巻いた横顔は――。

 神谷だった。布団の上に置かれた腕にも包帯が巻かれている。痛々しい姿は、どう考えても神谷だった。

 

「えぇーーっ!?」ただの夢なのか、幽体離脱でもしてしまったのか。「もしかして俺、死んだ??」

 ひどく混乱した。その混乱にさらなる拍車をかけたのは、七海だった。

 部屋のドアが開く気配があり、ベッドの上から振り向くと彼女だった。

「アっくん。起きた? さっきはびっくりしちゃったよね。でも大丈夫だから。お医者さんに診てもらったけど、どこもケガはしてないみたい。よかったね」

 

 七海は、神谷を優しく見つめながらそんなことを言ったきた。

「七海……」

「ん? どうしたの、アッくん」

「七海!」

「お腹空いたの?」

「七海ぃ!?」

「やだ、変な声出して」と七海は笑った。「ごはんの前にお姉ちゃんとお風呂入っちゃおうね」

 

 七海の腕にも包帯が巻かれていることに気付いた。神谷がそれをジッと見つめていると、お姉ちゃんは大丈夫だよ、と言いながら包帯を指差した。

「ちょっと打っただけだから」

 その時、七海の言葉が遅れて頭に響いた。

 

 ――お姉ちゃんとお風呂入っちゃおうね。

 

 七海は今、神谷を見つめながらそう言わなかっただろうか?

「え? 風呂?」

「うん。ケガはなかったけど、アッくんも転んで汚れちゃったから」

 なぜだか知らないけど七海は神谷のことをアッくんと呼んでくる。

 夕方で多少室内は暗かったが、大人である神谷をアッくんと間違えているとは考えにくい。

 そうなれば考えられる理由は3つ。

 

 ただの夢。そう、夢を見ているのだ。憧れの七海が神谷に優しく話しかけてくれる奇跡。そんなことは、夢の中でしか起こり得ない。

 もしくは、七海は頭を打っておかしくなっている。それで神谷とアッくんを間違えちゃっている。

 あるいは――。

 あるいはアッくんと神谷の体が入れ替わっちゃってる??

 いやいや、そんなバカな……。

 

「行こう、アッくん」

 戸惑う神谷の手を七海が握った。柔らかくて温かでスベスベの肌触りだった。

 夢でも何でもいい、と神谷は思った。

 七海の温もりを感じることができるなら、何でもいい。そして七海と一緒にお風呂に入ることができるなら、このまま死んでもいい。

 神谷は高鳴る鼓動を飲み下し、

「お姉ちゃん……」

 となるべく可愛く響くように声を出した。

「なーに? アッくん」

 七海は天使の笑顔を浮かべ、神谷の頭をクシャクシャ、と撫でてくれた。(つづく)

 

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