【地獄の飲みサー】最愛の彼女が酔わされて、目の前で先輩に寝取られるなんて…
あらすじ
最愛の彼女と一緒に入学した大学。同じサークルにも入って、楽しみにしていた一泊二日の新歓旅行。ところが夜のバーベキューで、俺も彼女もしこたま酔わされて……

 

飲みサークルの新歓旅行・当日の朝

ケイスケ、今日楽しみだね 昨日あんま寝られなかった(^_^;
なんかキンチョー。。ずっと側にいてね♡

 

 朝起きたら最愛の彼女――吉野香奈(よしの・かな)からメッセージが入っていた。

 

大丈夫だよ、先輩たちも優しそうだし、俺もいるし(^_-)

 

 まどろみの中でそんな風に返し、俺は眠い目をこすりながらカーテンを開ける。

 部屋に降り注ぐ新鮮な光のシャワー。

 新しい季節に相応しい清々しい朝だ。

 俺だって香奈と一緒だ。楽しみで仕方がなかった。

 

 何が楽しみかって。

 今日は、この春入学した大学の、サークルの新歓旅行だった。貸し切りバスで湖畔のキャンプ場へ行き、コテージで一泊。先輩と俺ら新入生合わせて総勢20人ほどの大所帯。

 昼は自己紹介などのオリエンテーションを兼ねたテニス大会で、夜はバーベキュー。

 

 これが楽しくないわけがない。

 

 特に、夕方から始まるバーベキューが最大の楽しみだった。愛しい香奈や先輩たちとワイワイはしゃぎながら、美味い肉食って、お酒も飲んじゃったりして。

 

「頑張ったよ、俺ら。まじで頑張った」

 晴れ渡った空に向かって、しみじみつぶやいた。

 高2から付き合いだした俺と香奈は、過酷な受験勉強を共に乗り越えてきた仲だ。おかげでそこそこの難関大学に受かることができた。香奈と同じ大学に進学したい一心だった。彼女も同じ気持ちだった。

 

 俺と香奈はまだ、キスしかしていない。キスの最中、発展途上のおっぱいに手を伸ばしたこともあるが、「まだダメ」とその時は拒否された。

 

「ケイスケのこと、もちろん好きだよ。だけど、まだ。大学に入ってから。そしたら、シよ。絶対に同じ大学に受かろうね。それまで取っておくから。ケイスケのために、キレイな体のままでいるから……」

 香奈にそんなことを言われ、俺がより一層奮起したのは言うまでもない。

 

 何となく機を逸してしまい、入学後も未だ香奈とは身体を重ねていないが、俺的にはそろそろかなと思っている。香奈だってきっと、その時を待っていることだろう。

 

 今日は先輩たちの前でふたりの仲を公表しようか。

 冷やかされて、香奈は大いに照れるだろうが、悪い虫がつかないようにするための対策でもあった。

 旅行から帰った時がベストタイミングだな、と俺は思った。旅行帰りのその足でホテルに行こう。疲れた体を湯船で癒やし、そのままベッドイン。服の上からでも分かる豊かなおっぱいをやっと生で拝むことができる。

 

 その時が迫っている。何なら一緒に風呂に入れたらいいけど、さすがに香奈は恥ずかしがるかもしれない。

 ムフフな想像をして、俺は下半身を隆起させながら着替えを始めた。

 

 悪夢が――。

 

 この時の俺は、地獄のような悪夢の時間が俺と香奈に迫っていることなど想像すらしていなかった……。

 

頼りになる里中先輩

 バスの中でも簡単な自己紹介は済ませたが、現地に到着して昼食を摂りながら改めてちゃんとした自己紹介をした。

 自己紹介は部長の里中先輩の仕切りで、とどこおりなく進んだ。

 

 頼れる先輩だな、と思った。

 

 明るくて爽やかな笑顔。清潔感のあるベリーショートの髪。低く落ち着いた声。締まった体つきであることは、ジャージの上からでもうかがえた。

 

 里中先輩は6名いる新入生の名前もしっかり覚えていた。もちろん俺のことも。「続いては井上圭介君。期待してるよ」と呼ばれた時はドキリとした。ところどころで入れてくれた相槌も合いの手もナイスタイミングで、口下手な俺をさりげなくフォローしてくれた。

 男でもつい、引き込まれてしまいそうなほど魅力的な人だった。(つづく)