寝取り・最終段階

 己の肉欲の塊を美里さんの裂け目にあてがい、一気に腰に力を入れた。ほんの少しの抵抗感が俊夫をトキめかせた後、肉欲はニュルリと、温かくて柔らかい、うごめく空洞にすっかり飲み込まれてしまった。

「んぁっ、はぁんっ!」

 弓なりにのけぞる美里さんの体。端正な顔が苦悶でゆがむ。彼女の腰を両手でつかみ、俊夫はさらに奥まで突き上げた。

「ひぃっ! アァッ! ダメぇぇぇっ!」

 スカートだけを身に付けている美里さんが、シーツをぎゅっと握る。腋の下のくぼみが汗で濡れていた。鎖骨がくっきり浮き出ていた。白く細い首に長い髪が絡まっていた。

 

 久しぶりの女体。

 貫通。

 忘れていた。

 交わりが与えてくれる気が狂いそうなほどの快感。

 肉棒の猛り。

 

 俊夫は腰を動かし始めた。最初は注意してゆっくりと始めたが、徐々に加速させていく。

「あんっ、ハァっ、やっ、やめてぇ!」

 美里さんのうねりが肉棒にまとわりついてくる。

 思った通りの名器だ。

 

 狭く、しかし伸縮性に優れ、緊張と弛緩の緩急で肉棒をさすり、こすり、刺激する。軟体動物が亀頭を這い回っているようである。ミミズ千匹とはよく言ったものだ。

 俊夫は何度も何度もヌメリの中をつらぬいた。ニチャ、ヌチャ、ズシュ。

 いやらしい音が室内に響き、美里さんのかわいいい声が熱を帯びた嬌声に変わる。突いて突いて、奥深くまで達して、根元まで埋まって、俊夫の欲情はどんどん膨れ上がる。

「んっ、はぁんっ! アッ……そこ、イヤ、ダメぇ!」

 俊夫の動きに合わせて美里さんの乳房が波打つ。たわんたわん、と上下に揺れる。その揺れが肉棒にまで伝わってくる。乳首はツン、と天井を向いたままだ。

 

 なまめかしく、すべらかな曲線が俊夫に突き上げられて、のた打ちまわる。

「アンっ、ぁぁ、ひぁっ!」

 切ない声を上げ続ける美里さんの唇に手をあてた。

「舐めろ」

 命令すると、美里さんは戸惑いながらも舌を出して、人差し指をチロリと舐めた。本意ではなさそうだが、ゾクゾクする感触だった。

 

 次いで俊夫は美里さんの背中に腕を回し、少々骨を折りながら、「よっ!」と声を上げて抱き上げた。

 座位の体勢である。

 密着度が著しく増す。豊かな乳房が胸でつぶれる感覚がたまらない。目の前にある白い首に吸いついた。軽く歯を立てた。

 ビクン、という震えが乳房を通して伝わってくる。

 

「美里さん、好きだ!」

 高ぶる感情のまま叫び、腰を突き上げた。彼女の体重が肉棒にのしかかる。

「ヒぃっ! ぁはっん、すごい!」

 

 ………っん!?

 

 イヤとかダメとかではない。ましてや、許してでも助けてでもない。

 美里さんの口からふいに漏れた言葉。

「すごい!」という否定的ではない言葉。

 受け入れてもらえた、という思いと、使い物になっているらしい老いた肉棒に対する喜びが、俊夫を一気に頂点付近まで誘う。

 

 とにかく死に物狂いで腰を動かした。美里さんの体が上下に跳ね、いきなりギュッ、と締め付けてきた。

 エラがひっかかり、亀頭がつぶれる。

「あぁっ、イクっ! 美里さんっ、出るっ!」

 肉棒の付け根の、またその奥で生じた小さな予兆。それが急速に大きくなり、俊夫の全身を包み込む。足に、腰に、腕に、力がみなぎり、震えた。

 そして、

「ぬあぁぁっ! イクぅぅぅっ!」

 

 俊夫は美里さんを突き飛ばし、肉棒を引き抜いた。その途端に噴火した。

 白いマグマが尿道をものすごい勢いで通過していく。

 横たわった美里さんの腹をめがけて、大量に飛び散っていく。

 ドク、ドク、ドク――。

 

 まだこんなに出るのか、と自分でも驚くくらいだった。

 飛び散った白いマグマは美里さんのお腹や太ももを汚した。

 そしてやがて、爆発的だった快感は、満足感の伴う倦怠感へと変わった。

 

寝取り・余韻

 呼吸を乱しながら、美里さんは嗚咽を漏らした。

 俊夫は美里さんに付着したマグマをティッシュで丁寧に拭い去った。

 中に出さなかったのは、妊娠の可能性を危惧したからだ。

 美里さんがバカ息子と離婚したら、今みたいな夢のような一夜を過ごせなくなる。

 

「美里さん……」

 声をかけたが、彼女は答えることなく、むせび泣くばかりだった。

 案じることはない。俊夫はそう思った。

 体を重ねるたびに、美里さんは自分を好きになってくれる。そう思った。彼女の敏感すぎる体の方から、今度は俊夫を求めてくれるのではないだろうか。

 

 カーテンの隙間から差し込む月明かりが美里さんの裸体を照らした。

「キレイだ、美里さん」

 俊夫は優しく美里さんの髪を撫で、次いで布団をかけてやり、バカ息子と美里さんの寝室を後にした。ふすまを閉めると、丑三つ時の静寂が急に降りてきた。その静寂は、俊夫の充足した気持ちを際立たせるばかりだった。(おわり) 

 

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