カラミざかり、同人作品はいくら稼げるのか。広告がうざいと叩かれる大ヒット作の感想と皮算用

 

FANZA同人(元DMM同人)から2018年10月に発売された「カラミざかり」。実写化もされ、2020年3月の時点で売上本数の首位を快走しています。
※補足・FANZAとは?(ここをタップ)

2018年8月、DMMの事業は既に多岐にわたっていて、従業員やユーザーに女性も増えてきたため、アダルト部門が名称変更してFANZAとなりました。

古くからの男性ユーザーの中には新しい名称に違和感を覚え、反発した方も多かったとか。

とはいえ、名称変更くらいで日本最大のアダルトプラットフォームの地位が揺らぐことはありませんでした。電子書籍のみならず、AVやライブチャット、同人作品など、エロいことならだいたい何でも揃う。

 

同人作品では女性向けも盛り上がっているので興味があればのぞいてみてください。

 

因みにエロさを排除したDMMではオンラインサロンやプログラミング教室、そしてなせか沖縄で水族館の運営なども(笑)

DMMアカウントひとつあれば、FANZAだけでなくDMMのあらゆるサービスを楽しむことができるようになります。アカウント登録はもちろん無料です。

 

※入会は簡単。入会画面でメールアドレスとパスワードを入力するとメールが送られてくるので、記載されたURLにアクセスすれば完了です。

 

学園物のNTRです。

NTRとは、定義はあいまいな部分もありますが、主に寝取られる側の心情を軸にした作風。

 

厳密に言うと体の関係があるわけではないので寝取られてはいませんが、方向性は同じです。

主人公の男の子が思いを寄せる黒髪清楚系の女の子。彼女が、目の前で軽薄な友だちに――

 

そんな、とても残酷なストーリー。

しかしそれはNTR好きの人にとって王道かつ至高の展開。しかも多感な年頃の少年少女。痛すぎる青春。一生消えないきず。

 

主人公をひたすら無力だったあの頃の自分に重ねるとしんどい。ああ、しんどい!

 

カラミざかり(FANZA)

 

広告がうざいと評判のカラミざかりは、FANZAでいくら儲けたか?

エロサイトではいまだに広告をよく見かけ、うざいと検索する人も多く評判は芳しくないですが、実際売れているんです。その魅力に迫ってみましょう。

その前にちょっとお金の計算を

パート1のダウンロード数が現時点(2020/03/09)で約13万5000本。

同人作品なので、FANZAプラットフォーム利用による販売手数料を引かれた金額が出品サークル(個人または複数人)に支払われます。

 

設定価格は770円。今回、僕は20%引きの616円で購入しました。

○○%OFFというセールは不定期で行われるので、計算しやすく平均販売価格を700円としましょう。

そうすると700円から販売手数料の300円を引かれた400円が(1本あたりの)サークルの取り分になります。(金額は規定で決まっています)

 

つまり、

400円×13万5000本=5400万円

 

5000万円オーバー!

 

パート2も出していて、そちらの販売価格は1430円。950円がサークルの取り分。(セールなしと仮定して)約9万8千本売れているので、

 

9000万円オーバー!

 

すごいですね。2本合わせて約1億5000万円。

同人なので出版社を介しません。編集者を入れず、ストーリーも作画もひとりでこなした場合、売上のすべてをひとり占め。(因みに価格はサークルが決定できます)

 

小説家なら1000円の単行本で印税10%として、150万部売らなくてはならないレベルです。まさに大ベストセラーですね。

 

――いえ、最初はFANZA専売でしたが今はどこのオンライン書店でも販売されているので、いくら売れたのか見当もつきません。。

 

カラミざかりのNTRとしての魅力

カラミざかり、同人作品はいくら稼げるのか。広告がうざいと叩かれる大ヒット作の感想と皮算用

カラミざかりはなぜこんなにも売れているのでしょうか。読めば一獲千金を夢見られるのでしょうか。

 

あらすじ

主人公の山岸はまじめ系の男子。山岸は里帆という、やはりまじめ系の女子に片思いしている。山岸には貴史というエロくて軽い友人がいて、里帆にも智乃という、やはりちょっと軽い女の子の友人がいる。

おそらく4人とも童貞&処女。

ネタバレになるので簡単にしか書きませんが、4人が吉野の家に遊びにいき、エッチな展開になり、なし崩しで乱交のような状態になってしまう。そして山岸が好きな里帆は目の前で友人に……

 

広告会社によっては若気の至り、性的好奇心、みたいなニュアンスで訴求しようとしていますが、全然分かってないなーと鼻白むばかりです。あえてそうしている可能性もありますが。

 

確かに性的好奇心は地獄へのトリガーにはなりますが、

 

カラミざかりはあくまでも若さ暴走による極上のNTRです!

 

異論はあるかもしれませんが革新的な作品だと思っています。

 

決してアイデアに優れているわけではありません。

ですが、

 

男性が描く男性向けの作品ってプロセス多少おざなりでも極力早く肉々しいシーンに持っていくのがセオリーなんですけど、

カラミざかりはセオリーを踏襲しつつも、

プロセスがしっかり描かれている。

心の機微が描かれている。

 

これ、実はけっこう難しいんです。

 

こんなに売れるんだったらプロセスしっかり描けばいいんだろ?

と思っても意識したってできるものではありません。

原稿料をもらっているプロなら編集者からストップがかかる可能性もあります。

 

「もっと早くセックスに持ち込んで!」と。

 

僕の憶測の部分もありますが、同人ではなく、最初から編集者がついていたら脅威のヒット作は生まれなかった。かもしれません。

 

青春モノが描けるエロ作家なんて、正直ちょっと思い当たらない。

 

批判はヒットのバロメーター

好きな子が他の男と楽しそうに話しているだけでしんどいのに、目の前で繰り広げられる光景はまさに悪夢。ショックは度を超して、何が起きているのかすら分からない。

 

そんな状況を過剰描写なしで淡々と描きだしています。

 

オンライン書店のレビューを確認すると、NTRだと知らずに買った人からは非難が集まっていますね。

 

特に山岸の友人、貴史。彼は坊主頭なのですが、「坊主頭ムカつく!」とネット上では相当嫌われています。

NTR作品はヒットと同時に批判も噴出します。批判の数はヒットのバロメーターでもあるのです。

 

カラミざかりはおすすめできるか

 

画力は問題ありません。変なクセもなく読みやすい。

先述しましたが、

 

セックスに至る前までの日常描写、青春描写もちょっと歯がゆくて、リアリティがあって、このまま青春モノとしても通用する。プロセスがしっかり描かれている。この4人がこれから壊れるんだと思うと……下品な言い方で申し訳ないですがこの時点でガッチガチです。

 

ただちょっと逆に、セックスに入ってからの里帆の葛藤表現が淡々としすぎているかも?

 

描きすぎればそれは蛇足ではありますが、イヤがるにせよ、積極的にいくにせよ、もっと男を苦しめて欲しいところでした。

難しいところだと思うんですがもう1ピース、何かが! 何かが足りないんですよね。何だろう?

 

というわけで前半◎◎◎→後半やや失速の○、といったところでしょうか。(前半が良すぎた!)

 

各オンライン書店で販売しています

カラミざかりは各オンライン書店でも発売されていて、カラー化もされています。

ですが消費税込みの相場が880円とちょっと高いんですよね。

因みにFANZAだと白黒で定価770円です(ちょいちょい割引セールしています)。

カラミざかり(FANZA)

 

パート2まで出ていて、作者の桂あいりさんは今、パート3を描いているようです。
カラミざかり2(FANZA)

 

googleでも売っていて、792円。割引等はなさそうですが、ポイントがたまっているならお得かも。

 

オンライン書店の『まんが王国』なら無料で読める作品もあり、初回半額クーポンが付いてきます(期間限定?)。
まんが王国

 

あとはちょっと裏技的ですが、動画配信サービスU-NEXTでも扱っています。

31日間の無料トライアルと、トライアル申込み時の600ポイントを利用すれば、

880円ー600円=280円で1巻を読むことができます。

すでにU-NEXTに加入済みか、加入を検討しているならポイント利用で有用かもしれませんね。

 

※本ページの情報は20年4月時点のものです。
※最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

 

しかし各書店、競争激化でクーポンやらポイントやらでかなり複雑化しています。ユーザーからするとシンプルイズベストなんですけどね。。

 

FANZA同人は誰でも参加できる

プラットフォーム側の審査(モザイクなど)はありますが、基本誰でもFANZA同人に出品できます。

10年以上前にAV市場を逆転した同人市場。オタクのもの、とひとくくりにしてしまうのは、あまりにもったいないその熱量。

コミックだけでなく、ボイスコンテンツやCG集なども出品できるのでネタがあればチャレンジしてみてはいかがでしょう。

実写は原則不可ですが、それ以外ならアイデアひとつで何でもありです。登録費も年会費もかかりません。つまりノーリスク。年齢も性別も、顔の美醜も、出身地も出身校も国籍も一切関係ありません。

 

カラミざかりの大ヒットが示したのは、エロさだけでなく、一般人でも大金を稼げるという可能性でもあります。

 

 

最後に

FANZA同人募集ページ

 

続編も売れていますから、ハマっている人が多数いるのは確かです。

大金を生み出した作品ですからそれ相応の魅力があるのは間違いないでしょう。

 

インターネットのおかげで与えられる側から、与える側へ以前よりずっと簡単にシフトできる時代。カラミざかりを読んでスッキリしたら、一発大ヒットを狙ってみませんか?

 

もう1度言います。FANZA同人では、誰でも自分のコンテンツを販売することができます。

 

エロコンテンツを作るのがイヤなら、踏み台くらいに思えばいいんです。もちろん簡単には売れませんが、お金に余裕があれば自分の可能性を広げられます。

 

売れている作品を読むと、「え? これで?」と思う作品もたくさんあります。自分にもイケる、と思ったらさっそく眠っていたペンをとりましょう。

 

ノーリスクです!