夜の田舎電車でふたりきり

 田舎電車は海沿いをゆっくり走る。

 俺と律子叔母さんはボックス席に対面して座った。夜だから窓の外は何も見えなかった。

「律子叔母さん」

「やだ。叔母さんって呼ばんで。何だか、年を取っちゃったみたいで切ないわ。まあ、取っちゃったんやけど……」

 叔母さんは、はにかんだ笑みを浮かべた。

 

「じゃあ、律子さん」

「何、ケンちゃん」

「ここからどのくらいだったっけ?」

「1時間くらい。お腹すいた?」

 いや、と俺は首を振った。

「何となくさ、何となくなんだけどさ、俺、無性に律子さんに会いたくなっちゃって。だから、迎えに来てくれて嬉しかった。律子さんこそ、あの頃のまんまだよ。キレイなまんま」

「やだ、さすがに大人になってお世辞を覚えたんね。もうおばちゃんだよ……」

 

 叔母さんも卑屈なことを言っている。

 そう思ったけど口には出さなかった。

 

「律子さんは覚えてないかもしれないけど、俺が高校生の時、律子さんと家でふたりきになったことがあって……」

 夏休みのことだった。

 家族で帰郷するなり、俺は熱を出して寝込んだことがあった。お盆だったから、みんなはお墓参りで家を空けた。

「律子さんが俺の面倒を見てくれるって、残ってくれたんだよね」 

「ふふ。覚えちょるよ」

「あの時、体を拭いてくれたでしょ。俺、裸にされて、恥ずかしいからイヤだったんだけど、パンツまで脱がされて……」

「すっごい汗だったもん」

「その、たぶんだけど、アソコ、大きくなってなかった?」

 

「なっとった」律子さんは笑った。「立派なモンじゃった」

「女の人に触られるの初めてだった。熱でキツかったんだけど、ドキドキしてたまらなかった」

 そこまで言うと、律子さんは突然ヒザを寄せてきた。

 

「ケンちゃんの体に興味があったの」

「え?」

「すっごいカチカチやった。本当は、そのまま食べちゃおうかと思った。じゃけぇ、姉さんの息子やし、熱やし、さすがに罪悪感があって」

「律子さん……」

「あの後もそれとなく誘惑してたんよ、けどケンちゃん乗ってこんかったもんねー。女としての魅力が足りなかったのかな」

 

 胸チラ、パンチラ。無防備な姿には、そういう意味が含まれていたのか……。

「違う。俺は、律子さんに憧れてたんだ。でも旦那さんいたし、俺、ガキだったし、どうしようもなかった」  

「今は?」

 俺を見上げてくる律子さんの瞳は心なしか潤んでいた。

「今も憧れてくれる? キレイだって、思ってくれる?」

「思ってる。思ってるよ! だからここまで来たんだ!」

 

 彼女の手が伸びてきて、戸惑いがちにアソコをさすった。

「あの夏の続き、ここでせん?」

「こ、ここで?」

「うん、ここで。他に誰もいないみたいやし……」

 

 あの夏の、律子さんの白いパンティーがアリアリとよみがえった。口の中がカラカラに乾いた。ノドがひりついた。頭に血が昇ってクラクラした。

 俺はやばいくらいに欲情した。

 

熟女のねっとりフェラチオ

 律子さんにカチャカチャとベルトを外され、Gパンとスラックスを降ろされた。すでにガチガチに固くなっていた。

 律子さんは柔らかい笑みを浮かべ、俺のイチモツに目を細めた。

「懐かしいなぁ……」

 あの夏、俺が熱を出して寝込んでいた時も、彼女はこんな恍惚の表情を浮かべていたのだろうか。それで俺のイチモツを眺めていたのだろうか。

「あの時のこと、思い出しちゃうね」

 言いながらイチモツを優しく握り、ゆっくりと上下に動かし始めた。

 

「ちょ、ちょっと待って。今日はシャワーも浴びてないから……」

 恥ずかしかったが、律子さんは気にする素振りも見せない。

 むしろ、

「臭いも懐かしい。ケンちゃんの臭い」

 そんなことを言いながら裏筋あたりに息を吹きかけた。

「うっ、くぅ……」

 思わず声が出た。

 

 そんな俺の反応を楽しむように、律子さんは少しシワが浮いた手の動きを早めていった。

 なにせ童貞である。

 女の人の手にシゴかれるのも初めてだ。信じられないほど気持ちいい。これで口にくわえられたりしたら、あっという間に果ててしまいそうだった。

 

 シュ、シュ、と律子さんの手が絶え間なく動く。

「うぅ……」

 俺は情けない声をもらすばかりだ。

「食べちゃおうかな」

 律子さんの声が脳天に響く。俺はつい、腰を突き上げてしまった。イチモツの先が前のめりになっていた律子さんの口に触れた。

「ふふ。早く食べられたがってるのかな」

 だってそうでしょ、と言いながら律子さんは尿道の先をさすった。

「おツユが出てきとるもん」

 

 律子さんはガマン汁を指で伸ばしながら、亀頭全体に塗りつけてくる。

「も、もうだめ……律子さん……くわえて欲しい……」

 お願いすると、俺のイチモツはふいに温かいものに包まれた。

 温かいだけじゃない。柔らかくて、なめらかな口の中。そしてさらに、うごめく舌がエラに絡みついてくる。

 これがフェラチオ――。

 

「くっ、あぁ!」

 俺が反応するたびに、律子さんの動きは激しくなる。舌の動きが速くなる。エラ、裏筋、尿道の先と、その舌先は自在に責める箇所を変えてくる。

 

 ジュプジュプ、ジュル――。

 

「無理! 無理無理! 出るっ!」

 童貞には厳しい刺激だった。

 頭が白くなりかけた瞬間、律子さんは動きを止め、イチモツから口を離した。

「ひとりでイクなんて絶対許さん」

 彼女の唇はヨダレでテカっていた。そして、俺のイチモツも。

 めまいがするほどエロティックな光景だった。